流星

熊木杏里( Anrico ) 流星歌詞
1.流星

作詞:熊木杏里
作曲:熊木杏里
編曲:吉俁良

もしも赤が好きな色なら
國中に赤いバラを笑かそう
誰か君のことを黃色の
花だよと決めかかっても
偶然だって運命の
砦の中にひそんでいる
失うことに慣れてしまった
暗がりもあったけど
流星に飛び乘って
無重力の旅に出ようよ
過去に手をふって
街中が寶石に變わってゆく
見たことのない明日がやってくる
子供たちがいつか大人に
なったとき打ち明けてあげよう
誰と出會うために生まれて
來たのかが今はわかるから
どんな高價な指輪より
確かなもので結ばれてる
笑顏に會える朝が一番
最高の贈り物
虹だって道だって 夢と步こう
五十年後も同じ空を見て
喜びも悲しみも同じ色に
塗りかえてゆこう
ぼくたちふたりから
いつだって冒險の途中だから
名もない風のように生きてゆこう
流星に飛び乘って
無重力の旅に出ようよ
過去に手をふって
喜びも悲しみも同じ色に
塗りかえてゆこう
ぼくたちふたりから


2.しんきろう

作詞:熊木杏里
作曲:熊木杏里
編曲:吉俁良

夢は遠すぎて
語れないまま
足の先で止まった
波のように
ここで 息をする
ここで 手をのばす
だれのせいでもないと
言いきかせた
それでも 迷いは
消えない しんきろう
水しぶきにも
とまどった
水平線から
船が戾ってくる
小さな 幸せに
いそいでいる
人が暮らすには
夕日は長すぎて
よけいなことまで
さみしくなる
海を廣げて
船はまた出てゆく
掃らぬ人たちを
見送って
今日を閉じて
明日を開く
ただそれだけに
風が乘る
どこにゆくのかと
尋ねた人は
電燈をつらつらと
家路をゆく
どこで暮らそうと
どこで果てようと


3.君

作詞:熊木杏里
作曲:吉俁良
編曲:吉俁良

時は重ねて
人は願って
いつもと同じ
やさしさへと掃る
出會いと別れ
そんな曆が
早すぎるほど
忘れがたきもの
風 雲 追いかけた
空まで走らせた
夢の言葉に
君だけは
返事をくれるだろう
華やぐ季節
冬の寒さに
とれたての朝
心に君がいて
會いたくなって
たち止まるけど
電車の音に
またひとりになった
ここにはきっとある
あの時走らせた
夢のつづきに
ぼくは今
立っているのだから